2学期始業式で話したこと

2学期始業式で話したこと

8月23日に2学期始業式を行い、この時引用した3つの英語のことばを紹介します。

① Think different. 「発想を変えよう」

これは1997年にApple Computerが行った広告キャンペーンのキャッチコピーです。この言葉の意味は「発想を変える」、「ものの見方を変える」、「固定概念をなくして新たな発想でコンピュータを使う」ということでした。当時AppleのライバルはIBMで、AppleのこのスローガンがIBMのPC/AT互換機とWindowsを購入しようと考えている消費者に向けられたのです。このコピーを発表以後、アップルからiMacなどの新しい製品が次々と登場しました。

「発想を変える」ということばを生徒に伝えた理由として、生徒には将来、海外に出て、海外の人々のものの見方や考え方を知ってもらい、これまでとは異なる発想で物事をとらえるという柔軟な姿勢を身に付けてほしいと思ったからです。

②Be prepared.「備えよ常に」

これは1907年から使われているボーイスカウトの有名なモットーです。ボーイスカウトの創始者ベーデン-パウエル卿は、この年、イギリスの小さな島に20人の少年たちを集めて実験的なキャンプを行いました。これがボーイスカウト運動の始まりです。「備えよ常に」という言葉は「いつ何時、いかなる場所で、いかなることが起こった場合でも最適な対応ができるように、常々準備を怠ることなかれ」という意味です。

この夏も日本では自然災害で多くの被害が出ました。私たちの国土は自然災害にいつ何時見舞われるかもしれないということをあらためて感じました。日ごろから自然災害に対応する準備と、起こった場合の自分の安全確保や家族との連絡方法などを確認しておいてほしいと伝えました。

私は小中学生時代にボーイスカウトに入っていましたが、ボーイスカウト精神をまだ失ってはいないと思っています。ボーイスカウトから学んだものは、ロープの結び方から手旗信号、応急処置の仕方、火の起こし方までいろいろなことがあり、今でも役立っています。

③There is no royal road to learning.「学問に王道なし」

このことばは、紀元前4~3世紀ごろの古代ギリシャの数学者ユークリッドが、エジプトの都、アレキサンドリアで幾何学を教えていたとき、エジプト王のプトレマイオスがユークリッドに、「幾何学を学ぶのに、おまえの書いた本を読むよりも簡単な方法はないのか」と尋ねたところ、ユークリッドが「幾何学には、王様のための特別な道などございません」と答えたというのが由来です。「学問を修めるのに簡単にすませる方法はない。だれであろうと、自ら苦労して習得していくほかない。」という有名なことばです。

大学受験に留まらず、何かを究めるためには、「努力と汗は必ず結果を出してくれる」と言われるように、繰り返し繰り返し、練習や学習をつづけてほしいと思います。

以上の3つのことばを生徒に送りました。

9月4日